宮沢賢治の原文による構成劇 part8 |
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上演時間 55分 |
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イーハトーヴォものがたり ざしき童子(ぼっこ)のはなし やまなし 影絵 どんぐりと山猫 |
会場条件 間口 11m 奥行 6m 高さ 3m以上 |
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宮沢賢治の文学作品群を原文のまま台本構成して舞台化する「イーハトーヴォものがたり」シリーズ第8作。 賢治は自費出版した童話集『注文の多い料理店』のなかで、「どんぐりと山猫」のことを、《山猫拝と書いたおかしな葉書が来たので、こどもが山の風の中へ出かけて行くはなし。 必ず比較されなければならないいまの学童たちの内奥からの反響です。》と説明しています。 「やまなし/どんぐりと山猫」は、自然と呼応する子どもや小さな生物の目線になって、かれらの心象風景をみつめます。 詩情あふれる音楽に支えられて、俳優が影絵や人形を使いながら語り演じ、原文の魅力にふれる劇世界をつくりだそうと試みています。 |
ざしき童子(ぼっこ)のはなし![]() |
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だれも居ないざしきのなかで、ザワッザワッと 箒の音が・・・・・・ こっそりざしきをのぞいてみたがだれも居ず・・・・・・ |
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や ま な し 影絵![]() |
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小さな谷川の水底でカニの子どもらが話していました クラムボンはわらったよ クラムボンはかぷかぷわらったよ クラムボンは跳ねてわらったよ それなら、なぜクラムボンはわらったの |
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カニの子どもらもぽっぽっぽっと、泡をはきました 泡はゆらゆらゆれながら、水の中をのぼってゆきます お魚は、なぜ行ったり来たりするの? 青白い水の底、波にゆれる光の網 子ガニらの眼に映る美しい不思議な幻想風景 |
どんぐりと山猫 ![]() |
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おかしなはがきが一郎のうちにきました |
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『 かねた一郎さま 九月十九日 あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。 あした、めんどなさいばんしますから、おいで んなさい。とびどぐもたないでくなさい。 山ねこ 拝 』 こんなのです 一郎はうれしくてその夜は眠りませんでした 翌朝、一郎は谷川にそったこみちを のぼっていきました 栗の木や笛吹きの滝、白いきのこ、そして りすに教わりながら、森の奥に入っていくと そこで奇妙な姿の男に出会います 「わしはやまねこさまの馬車別当だよ」 |
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つくった人たち | ![]() |
演ずる人たち | |||||||
原 作 台本構成・演出 補綴・演出 音 楽 照 明 舞台美術・音効・ 衣裳・人形製作 衣 裳 |
宮沢 賢治 中村 欽一 ふじた あさや 中村 びわ 野中 一賢 古沢 咲 池澤 理恵子 |
音楽録音 ピアノ チェロ 打楽器 影絵 魚 舞台監督 制 作 |
中村 忍 富山節子 中村周平 西山三郎 鈴木四郎 石川祚子 |
小川 ゆう 秋山 としひと 新井 忠 石関 沙江 田中 耕二 |
イーハトーヴォものがたりシリーズ | ||
1992年 パート1 とっこべとらこ/なめとこ山の熊 1993年 パート2 とっこべとらこ/やまなし/蛙のゴム靴 1999年 パート3 ありときのこ/注文の多い料理店 2002年 パート4 やまなし/雪渡り 2005年 パート5 なめとこ山の熊 2015年 パート6 やまなし/どんぐりと山猫 2016年 パート7 やまなし/雪渡り 2020年 パート8 ざしきぼっこのはなし/やまなし/どんぐりと山猫 |
構成 中村欽一,ふじたあさや 演出 ふじたあさや 構成 中村欽一,ふじたあさや 演出 中村欽一 構成 中村欽一 演出 幸 晃彦 潤色・構成 中村欽一 演出 幸 晃彦 構成・演出 中村欽一,ふじたあさや 構成・演出 中村欽一 構成・演出 中村欽一 構成・演出 中村欽一 補綴・演出 ふじたあさや |